拾翠楽(じゅすいらく)

黄鐘調といえばこの曲というくらい有名な曲です。

作曲は笛師の大戸清上(おおとのきよかみ)、あるいは源頼能といわれ、按舞は尾張浜主(おわりのはまぬ)といわれています。もとは序・破・急の三部から成る大曲でしたが、序と破は絶えてしまいました。

承和元(834)年仁明天皇即位の式に、豊楽殿の庭上を海浜の情景にしつらえ、舞童を乗せた帆船を置いて、海人が海草を拾う様を舞にした伝えられていますが、舞の方も残念ながら残ってはいません。