海青楽(かいせいらく)

この曲は唐楽に属しますが、作曲者は、笛の部分を大戸清上(おおとのきよかみ)、篳篥の部分を尿麿(はりまろ)と伝えられていますので、我が国で作られた曲となります。「仁明天皇(在位833~850年)が神泉苑に行幸のとき、楽人が船楽を奏してお聞かせした。池の中島を竜頭鷁首の舟で一周する間に一曲作るようにという天皇の命があり、ちょうど舟に乗り合わせていた大戸清上、尿麿が作曲して天皇に奉った」と『南宮横笛譜』に表記されています。それ以来、船楽のときに演奏する曲となったようです。「海仙楽」「清和楽」とも言われ、舞はありません。