蘇利古(そりこ)

曲の由来は詳しいことは不明ですが、舞人の面が非常に変わっています。「雑面(ぞうめん)」という紙の面で、顔を象り目・鼻・口・頬・眉毛を墨で書き、目の箇所に切り込みを入れて見ることができるようにしています。舞人は桴(ばち)を持ち、これを「曽利古」というので、曲名になったともいわれています。

舞は4人の平舞(ひらまい)になります。雑面は非常に視野が悪いので、合わせるのがとても難しいことになります。装束は右方襲装束で諸肩脱ぎとなり、頭に冠をかぶります。

一般的に舞楽は舞人が退場するときも曲を演奏しますが、この曲は舞台上で止め手となり、舞人が演奏なしで退場することになる、不思議な舞です。