太平楽(たいへいらく)

唐楽に属する太食調(たいしきちよう)の舞楽曲。太平を祝うもので、即位礼の祝賀に演じます。古代の中国の武人の装束である甲冑姿で鉾(ほこ)、続いて太刀を手にして舞う四人舞です。演奏の構成は、道行の序は「朝小子(ちようこし)」、破は「武昌楽」、急は「合歓塩(がっかえん)」の三曲から成ります。

舞楽中で最も豪華な装束や持物を使用しており、秦王破陣楽(じんのうはじんらく)のものを流用したと伝えられています。舞楽の装束には一曲につき、一装束のものがいくつかあり、これを「別様装束」と言いますが、この曲もそれにあたります。