乞巧奠 −きっこうでん−
7月7日の夜、裁縫の仕事を司る織姫にあやかり、宮中の女性が針や糸をお供えし針仕事の上達、良縁を祈る祭事。
日本の七夕は星に裁縫や書道の上達を祈る中国の乞巧奠に由来します。乞巧奠は宮中行事として定着したのち、江戸時代には幕府によって五節供のひとつに定められました。
短冊を笹竹につるす七夕の風習は、平安貴族が「梶の葉」に和歌や願い事をしたため、天の川を渡る船の舵(梶)となって星に願いが届くようにと、祈りをささげたことにはじまります。
赤坂氷川神社では日本の七夕・乞巧奠の由来にちなんだ縁結び参りを斎行いたします。皆様のご来社を心よりお待ち申し上げております。
*「女性限定」の神事とさせていただきます。
神事斎行予定
令和七年の斎行日は当ホームページにてご案内いたします。
星合ひ守
ご参列の皆様には、織姫・彦星をイメージした2体のお守が結ばれ、ひとつのお守となった「星合ひ守」を授与致します。
どうか織姫と彦星の物語のように、よき伴侶に出会えますように。
乞巧奠の儀 -織姫のお針箱-
裁縫の仕事を司る織姫にあやかり、「織姫のお針箱」をご神前にお供えいただく乞巧奠の儀 を執り行います。
裁縫の上達を願う乞巧奠は、宮中行事として定着し、七夕の夜に女性がお供えをして祈るお祭りへと移り変わりました。そこに織姫・彦星伝説が合わさり、男女の良縁を祈る意味も加わったと伝えられます。
お供えいただいたお針箱は、お下がりとして神事後お渡しします。