
花活け教室
「はなのみち」
花活け教室「はなのみち」は、初心者を中心にお稽古をしております。1年間のカリキュラムを通じて、四季折々の草花に触れるとともに、日本列島という豊かな風土と、そこで育まれた身体性やこころを植物からあらためて見つめていきましょう。
日本列島は四つのプレートの狭間に浮かぶ多島海列島です。「生物多様性ホットスポット」にも指定されています。豊かな風土で暮らしていることと自然災害の多い風土で生きるということは不即不離。自然を愛で、畏れ敬うことの表れとしてのお祭りやお節供、行事がローカル色も豊かに無数に存在します。主に都市で工夫されたお節供やお月見などの行事は最も小さな単位でできるお祓いであり、都市にいながら季節の巡りを愛でるお祝いです。めでたきことの再来を願うことでもあります。
花を活けるという振る舞いも、風土から生まれたものです。季節の巡りや自然との融和共存を願い、同時に心身に新たな風を吹き込み、心のくすみやイガイガを取り去る「養生術」とも言えるものです。ともすれば不安に陥り、それに呑まれてしまいそうになる社会から脱却できる時間を必要と感じている方は多いかもしれません。ことに日本列島は生命力に溢れた豊かな美しい風土を持っています。植物というピュアで美しいものに触れ、心身で花や季節を感じたい方でしたらどなたでも楽しんでいただけると思います。
赤坂氷川神社という都心の杜で1年間の稽古を通じ、季節やうつろう時を素直に感受し、植物の息吹をその身に通わせてみましょう。
講師 塚田有一

第九季
定員のためご応募を締め切りとさせていただきます
第九季 開講期間
令和7年4月~令和8年3月の毎月1回(全12回)
開講時間
19:00~20:30 各回ともに
場 所
赤坂氷川神社社務所
受講料
79,200円(税込、6,600円×12回分、花材・お茶・菓子代を含む)
定 員
15名
持参品
花ばさみ、タオル、持ち帰り用袋
第九季 年間カリキュラム
- 第1回4月3日(木)【春分から晴明/行く春】
正式参拝の後、花のデモンストレーションと講義 - 第2回5月1日(木)【立夏/聖五月】
花活け稽古 - 第3回6月5日(木)【芒種/夏至祭】
花束を組む - 第4回7月4日(金)【星の手向け】
めぐり花稽古 - 第5回8月7日(木)【立秋/秋きぬと】
ゲスト講師を招いての講義、ワークショップ - 第6回9月9日(火)【菊に露】
花活け稽古 - 第7回10月7日(火)【月さやか】
花活け稽古 - 第8回11月7日(金)【立冬/もみつ】
めぐり花稽古 - 第9回12月11日(木)【冬至映え】
冬至飾り - 第10回1月8日(木)【初春】
正式参拝の後、めぐり花稽古 - 第11回2月4日(水)【立春/東風吹かば】
ゲスト講師を招いての講義、ワークショップ - 第12回3月12日(木)【桃始笑】
花活け稽古/修了式
*花活け稽古…お一人ずつ花器に活けていただきます。
めぐり花…連句のように花材を順番に活け、グループあるいは二人1組などでみなさんと共作します。
その他、年に2回、他ジャンルの芸能者、研究者による講義やワークショップを予定しています。
*お稽古の内容は変更する場合がございます。
ゲストとしてこれまでお出ましいただいた方々(敬称略)
稲葉俊郎 医師
奥津健太郎 能楽師 狂言方
玉川奈々福 浪曲師
竹倉史人 宗教人類学者
東雅夫 アンソロジスト
藤本靖 ボディーワーカー
宮下覚栓 山伏(法螺師)
安田登 能楽師ワキ方
講師紹介
講師 塚田有一 ガーデンプランナー/フラワーアーティスト/グリーンディレクター
立教大学経営学部卒業。草月流家元アトリエ、株式会社イデーFLOWERS@IDEEを経て独立。
作庭から花活け、オフィスのgreeningなど主に植物による空間編集を手がける。
赤坂氷川神社「はなのみち」、「花の座伝芭」、花の連句「めぐり花」など、旧暦や風土に根ざした植物と人の紐帯をたぐる様々なワークショップも展開している。
塚田有一氏のホームページ 「温室」
>> onshitsu.jp
写真/shinichi tsukada
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