剣気褌脱(けんきこだつ)

唐楽・盤渉調の曲で、舞はありません。「剣器褌脱」とも表記し、「散楽(さんがく)」とも呼ばれます。唐の『教坊記』にこの楽曲名があり、剣器をもてあそぶ遊戯の伴奏曲であったといわれています。『教訓抄』には平安時代の「相撲節会」(すまいのせちえ)の猿楽に用いられたことが記されています。

打ち物は鞨鼓を用いず、太鼓と鉦鼓のみという説もあり、また鉦鼓のみを用いる唐拍子の特殊な奏法もあります。