納曽利(なそり)

「納曾利」は別名を「双龍舞(そうりゅうのまい)」というように、昔宮中に雄雌の青竜が降り立ち、聖寿を祝ってたわむれ遊んでいる様を写したものといわれています。右舞の代表的な走舞です。「蘭陵王」の装束は、赤中心の色合いでしたが、「納曾利」の装束は紺・緑系です。「蘭陵王」と同様、裲襠(りょうとう)装束をつけますが、その装束の刺繍は、「蘭陵王」のものは龍、「納曾利」のものは鳥が描かれています。竜を象どった吊りあごの面をつけ、銀色の桴をもって舞います。競馬の勝負舞として右方の勝者を祝って奏されます。

高麗笛と篳篥の旋律の絡まり合いも2匹の龍のようです。